最近テレビ番組で取り上げられたことからブログなどで人気を呼んでいるのが「定泉寺」です。
定泉寺は瑜伽洞という洞窟を修行場として保有しており、今でも多くの修行僧が悟りを得るために使用しているといいます。
いったいどんな場所で、どんな見どころがあるのか気になりますよね。
そこで今回は定泉寺の瑜伽洞についての情報をお伝えします。
定泉寺はどんなパワースポット
出典URL：http://stat.ameba.jp/user_images/20161103/23/2055masumi/b4/d5/j/o0960072013789264518.jpg?caw=800
定泉寺は1532年に創建されたと言われるお寺で鎌倉時代より真言密教の僧が修行の場として活用したお寺です。
神奈川県横浜市に鎮座しており、最も特徴的なのは、「洞窟の中に作られたお寺」という点です。
洞窟は「瑜伽洞」という名称がついており、「ゆがどう」と読みます。
「瑜伽」とは「ヨーガ」をはじめとする精神的な修行方法を示す仏教用語です。
修行の場所として機能してきた歴史を表現する言葉でもあります。
そのため一般的な名称としては「田谷の洞窟」という呼び方が有名です。
洞窟内には数々の壁画が描かれており、ひとつひとつに仏教の思想が表現されています。
もともとこの洞窟は定泉寺が創建される以前よりこの地にあったと言われており、古墳時代にはすでに神聖視された場所だったと言い伝えられています。
洞窟そのものが神社における御神体のようなものですから、洞窟内は写真撮影が禁止です。
内部の様子を知りたい方は、実際に参拝するしかありません。
定泉寺の瑜伽洞はここがすごい！
定泉寺の瑜伽洞の魅力を厳選して3点ご紹介します。
①洞窟内を通り抜けるだけで国内の主な霊場巡りができる
洞窟内には仏教的な意義のある壁画が所狭しと並んでいます。
仏教説話の他、西国三十三所をはじめ坂東・秩父・四国の霊場が描かれているため、この洞窟を通り抜けることで巡礼の旅がわりとなるのです。
1ヶ所で国内の主な霊場巡りができるなんて、まるで夢のようです。
②人力で洞窟を拡大した
もともと存在していた洞窟を、修行僧の力で拡大していき今では全長１キロメートルほどあります。
現在でも修行の場として活用されており、一般人が参拝できるのはその１／４ほどです。
壁には梵字や仏様の姿が彫られていますが、これは悟りを開くために一心に祈願しながら修行僧が彫ったものだとか。
人の祈りの力をありありと感じることができます。
③奥の院に沸く泉が霊水
洞窟の奥に鎮座する奥之院には泉が湧き出しています。
この水を自分の身体の中の調子の悪い部分に塗ると、仏の加護を得て痛みが和らぐといいます。
最近腰や肩が痛いと感じる方、ぜひとも患部に塗って下さい。
どうすれば定泉寺の瑜伽洞を参拝できるの？
見どころ盛りだくさんの定泉寺の瑜伽洞ですが、参拝するためにはどうすれば良いのでしょうか。
瑜伽洞は定泉寺で拝観料400円を支払えば誰でも参拝することができます。
参拝受付時間は9：00～16：00です。
定泉寺まではバスが最寄り駅の「大船駅」あるいは「戸塚駅」から出ており、「洞窟前」バス停で下車すればお寺はすぐ目の前です。
近くには千秀公園や舞岡公園があり、車で出かけても1日のんびりと遊ぶことができます。
定泉寺に駐車場はありますが有料です。
洞窟内部は電灯で照らされているため真っ暗ではありませんが、煌々と明るい場所でもありませんので、受付でろうそくを灯して足を踏み入れます。
ろうそくのほのかな灯りを頼りに洞窟内に足を踏み入れると、かつて僧侶たちが修行をしていたその追体験を味わうことができます。
まとめ
定泉寺の瑜伽洞についての記事をお届けしました。
お坊さんが修行する場所はなかなか一般人が出入りすることはできませんが、瑜伽洞は作られた当時の空気を味わいながら拝観できる貴重なスポットです。
神秘を身近に感じてみた人はぜひ一度、定泉寺を訪れてみて下さい。
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